呼吸によって失われる水分を最小限にするゾウアザラシの鼻

機能 Function

ゾウアザラシは体から呼吸によって失われる水分を最小限にしている。ゾウアザラシの大きな鼻には、水分を多く含んだ組織と、粘液で覆われた通路がある。ゾウアザラシが吸った空気はこの通路を通る際に暖められて湿気を含み、反対に鼻の通路の表面は蒸散により冷やされる。一方、ゾウアザラシが息を吐くときは、暖かく水分を多く含んだ呼気が鼻の通路で冷やされ、水蒸気は液体になり水として鼻の通路に残る。このように、体内から水分が呼吸によって失われるのを防いでいる。

機能分類 Functional Classification

資源/エネ/情報の収集・貯蔵:
水回収

環境ソリューション分類 Environmental Solution Classification

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応用技術 Technical Application

商品・サービス Products and Services

業種 Type of Business

応用技術提案 Proposals of Appilication Technique

新しい冷暖房設備のデザイン開発に応用できる。冷房装置から出された水を再回収する機器の開発に応用できる。新しい除湿器の開発に応用できる。湿気が多い空気や煙突・排気口から出される煙から水分を集めるシステムの開発に応用できる。

応用業種提案 Proposals of Appilication Type of Business

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