山火事に対応できるユーカリ

機能 Function

ユーカリのつぼみは、葉などから作られる成長を抑制する物質により発芽が抑えられているが、山火事によって葉が焼け落ちることにより、成長を抑制する物質がなくなり、つぼみは発芽する。火災直後のユーカリの緑の葉は、この新しい後生芽から生産されている。また、ユーカリの幹も火事に耐えることができる。幹の外側の皮(樹皮)と内側にある層(形成層)で燃えやすさが異なっており、樹皮は非常に燃えやすいので樹皮に火がつくと幹から剥がれ落ちるが、幹の内側まで火が燃え移ることはない。樹皮が犠牲となり、樹木にとって大切な形成層を守ることができる。ユーカリの根の部分には栄養源や、芽の原料を蓄えられており、火災の後も蓄えられた栄養源により成長し続け、新しい芽をつけることができる。

機能分類 Functional Classification

資源/エネ/情報の収集・貯蔵:
光エネルギーの利用
防御・安定:
耐火災

環境ソリューション分類 Environmental Solution Classification

関連文献 Related Literature

応用技術 Technical Application

商品・サービス Products and Services

業種 Type of Business

応用技術提案 Proposals of Appilication Technique

火災の色々な段階で反応できるシステムをもった新しい火災報知器や消火器の開発に応用できる。火のエネルギーで動く消火器の開発に応用できる。

応用業種提案 Proposals of Appilication Type of Business

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