トンネル掘りの名人フナクイムシはシールド工法の元祖

機能 Function

フナクイムシは、10cmくらいの細長い体の貝の仲間(ミミズのような体の先端に小さな貝殻がついている)である。海に流れてきた木や木造船をえさにしていて、木を食べながら穴を掘ってもぐりこんでいく。このフナクイムシの穴の掘り方が見事な職人技である。体の先端にある硬い貝殻は、木を削る役割と開けた穴がつぶれないよう内側から支える役割を持っている。しかも貝殻で穴を掘り進めながら、同時に口から分泌液を出し、穴の内壁を固めながら前に進んでいく。

機能分類 Functional Classification

移動・廃棄・循環:
穴掘り

環境ソリューション分類 Environmental Solution Classification

関連文献 Related Literature

応用技術 Technical Application

18世紀、イギリス人技師のブルネルは、フナクイムシの穴掘りをまねて、テムズ川の川底にトンネルを掘ることに成功した。このトンネル掘りの技術は「シールド工法」と呼ばれ、現在も広く使われている。

商品・サービス Products and Services

  • シールド工法

業種 Type of Business

応用技術提案 Proposals of Appilication Technique

内壁を固めながら穴を掘り進む方法を使えば、崩れやすい土地や川底や海底にもトンネルを掘ることができるようになる。

応用業種提案 Proposals of Appilication Type of Business

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