群れてもぶつからない動物

機能 Function

鳥の群れは、美しいV字型の雁行を描いたり、何かをきっかけにいっせいに飛んだりと、お互いにぶつかりもせず、集団で行動する。水族館の大きな水槽では衝突することなく水槽の中を及び回るサンマやアジなどの魚の大群を見ることができる。これらの群には指揮をとるリーダーのような者は存在せず、言葉でコミュニケーションをとっている訳でもない。群れを形成する個体が、周囲環境を認識し、3つの行動ルール(ルール①:ある距離よりも近くに他の個体が来ないように飛ぶ、ルール②:最も近い個体までの距離を一定に保とうとする、ルール③:一定距離にいる個体と並行して移動する)に従うだけで一糸乱れない群れが生まれている。一匹では適わないような強い天敵から身を守るために群れを作ると同時に、周囲を警戒する役割を分担して一匹ごとの負担を減らしている。

機能分類 Functional Classification

資源/エネ/情報の収集・貯蔵:
場所把握
移動・廃棄・循環:
移動
効率(省エネ、省資源、軽い):
効率的配置
防御・安定:
耐外敵

環境ソリューション分類 Environmental Solution Classification

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応用技術 Technical Application

商品・サービス Products and Services

業種 Type of Business

応用技術提案 Proposals of Appilication Technique

コンピューターの新しい解析方法に応用できる。未知の惑星を探査するロボットや足場の悪い災害現場で作業する人命救助ロボット、林業ロボットなど、人間にとって危険で複雑な作業を行うロボットの開発に応用することができる。ぶつからない車の開発に応用できる。

応用業種提案 Proposals of Appilication Type of Business

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