泡で身を守るアワフキムシの幼虫

機能 Function

アワフキムシの幼虫は、排泄された水分に自らが分泌する有機物を溶け込ませて石けんを作り出し、お腹の気門から空気の粒を吹き込んで泡立て、できた粘度の高い泡の固まりを巣にしている。幼虫が分泌する有機物に泡立ちをよくしたり泡を壊れにくくしたりする働きがあるため、泡の巣はとても丈夫で、雨風にさらされたくらいでは吹き飛ばず、日照りでひからびることもない。泡の中の空気が断熱材の働きをするので、巣の中にいれば外気の変化から身を守ることができる。また、アリなどがこの泡の巣に侵入しようとすると、石けんの水溶液で溺れて呼吸できずに死んでしまう。

機能分類 Functional Classification

資源/エネ/情報の収集・貯蔵:
保温
防御・安定:
耐外敵耐風耐寒耐熱耐微生物・細菌断熱

環境ソリューション分類 Environmental Solution Classification

関連文献 Related Literature

「自然に学ぶ粋なテクノロジー なぜカタツムリは汚れないのか」 石田秀輝 著/DOJIN SENSHO

応用技術 Technical Application

超節水で省エネルギーのお風呂の技術開発に応用されている。

商品・サービス Products and Services

業種 Type of Business

応用技術提案 Proposals of Appilication Technique

車いすのまま入浴できるお風呂の開発に応用できる。水圧がかからないお風呂の開発に応用できる。

応用業種提案 Proposals of Appilication Type of Business

関連するライフスタイル Related Life Style