優れた空調機能を持つシロアリの巣

機能 Function

サバンナ地帯に生息するシロアリの巣は、昼と夜の寒暖の差が非常に激しいにも関わらず、温度を常に30℃に維持している。それは、湿度の調整やガス交換をすることができる土が持っているとても小さな孔と、アリ塚自体の構造によるものである。シロアリの巣の地上に出ている部分は数メートルだが、地下には数十メートルの蟻道と呼ばれるトンネルがあり、蟻道の下にある地下水によってトンネル内の土が湿って涼しくなっている。この蟻道は煙突のように地上に出ているトンネルとも繋がり、風が巣内部に入ると冷却され、それと同時に換気も行われる。

機能分類 Functional Classification

資源/エネ/情報の収集・貯蔵:
保温
移動・廃棄・循環:
空調循環
防御・安定:
調湿

環境ソリューション分類 Environmental Solution Classification

関連文献 Related Literature

応用技術 Technical Application

自然冷却の仕組みを取り入れた建物に応用されている。調湿機能を持った壁材開発に応用されている。

商品・サービス Products and Services

  • 調湿機能を持った壁材「エコカラット」/INAX,

業種 Type of Business

応用技術提案 Proposals of Appilication Technique

シロアリの巣の構造を利用して、快適な住居や倉庫の開発に応用できる。

応用業種提案 Proposals of Appilication Type of Business

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